【2nd Kitchen 栄養・食材】調味料一つで本格的な味。ココナッツミルク、ナンプラなど家に揃えておきたい異国調味料4つ。

新型コロナウイルス感染症の流行で海外旅行が難しくなった近年、おうちで手軽に異国感を味わえるレトルト食品や調味料が注目を集めています。

輸入食材店だけではなく、スーパーやネットでも購入できる異国調味料ですが、興味はあるものの使い方がわからない、余らせてしまいそうで購入に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、家に揃えておきたい異国調味料とその使い方を簡単に紹介します。

 

ココナツミルク

ココナツの実から作ったココナツミルクは、あっさりとした甘さと独特な香りが特徴で、タイやマレーシア、インドネシア、スリランカなどのアジア諸国の他、ブラジルなどでも多く使われている食材です。

グリーンカレーやレッドカレーなどのタイカレー、シンガポールの麺料理ラクサ、トム・カー・ガイなどの煮込み料理などのほか、デザートや蒸しパン、カクテルにも利用できます。

スパイスを使った料理との相性が良いだけではなく、デザートとしてはタピオカと組み合わせられることが多いようです。

缶詰、紙パックのほか、使いたいときに使いたい量を調節しやすい粉末タイプもあります。

 

ナンプラー、ニョクマム

ナンプラーとニョクマムは塩漬けした魚から作った醤油のような調味料で、独特な臭みと強い塩気、わずかな酸味とコクが特徴です。

使い方は日本の醤油と基本的に同じで、料理にかける・つける、炒め物、スープや煮込み料理に使うなど、さまざまな場面で利用できます。チャーハンや焼きそばなどに使うと手軽に東南アジアのテイストを楽しむことができます。

塩気とクセが強いため、醤油代わりに使うときは量を控えめにするとまとまりよく仕上がります。

また、レモン果汁などと混ぜてタレを作り、鶏肉を漬け込んで焼く「ガイヤーン」、鶏肉とお米を一緒に炊いて作る「カオマンガイ」など本格的な料理にチャレンジしてもよいでしょう。

 

ハリッサ

ハリッサはトウガラシ、クミン、コリアンダー、ガーリックを含んだペースト状の調味料で、アルジェリア、モロッコ、チュニジアなどアラブ諸国で使われています。

カレーのような風味と辛みが特徴で、ケバブやクスクスなどの料理のソースに使うのが定番ですが、基本はトウガラシとニンニクの組み合わせであるため、どんな料理にも利用できます。餃子のつけダレのほか、トマトソースとあわせてアラビアータソース、炒め物の味付けやカレー、マーボ豆腐の隠し味など、和・洋・中どの料理にも合う万能調味料です。

 

チャットマサラ

チャットマサラは塩とクミン、コリアンダー、ミント、ナツメグ、クローブ、などの香辛料をミックスした調味料で、チャートマサラと呼ばれることもあります。メーカーによって使用されるスパイスの種類や比率などが異なりますが、塩気と酸味、ミント由来の爽やかさが特徴です。

マヨネーズなど酸味のある調味料と相性がよく、ポテトサラダに混ぜたり、トマトケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソースに加えてドレッシングにしたりすると簡単にインド風の料理を楽しめます。

また、焼き鳥やフライドポテト、ゆでた野菜、カレーなどの仕上げにかけるテーブル調味料にも最適です。

 

まとめ

異国調味料を使うと本格的な外国料理を作れるだけではなく、普段の料理を外国風にアレンジすることもできます。家で旅行気分を味わいたいとき、いつもとは違う味を楽しみたいときに利用してみてはいかがでしょうか。