【2nd Kitchen 栄養・食材】ノンコレステロール、高タンパク、グルテンフリーなど大豆ミートのメリット5つと上手な使い方について。

大豆ミートは、「ソイミート」「ベジミート」と呼ばれることもある肉の代替品で、菜食主義の方に好まれていました。

しかし近年、健康志向の高まりなどから大豆ミートの需要が増えており、スーパーやコンビニエンスストアでも大豆ミートの製品を購入できるようになりました。

今回は、大豆ミートのメリットと使い方をご紹介します。

 

大豆ミートのメリット

大豆ミートは大豆を主原料として作られた植物性の代替肉です。大豆特有の風味が気になるという方もいますが、現在の大豆ミートは見た目や味、食感が肉に近く、調理法や味付けによっては肉と区別がつかないこともあります。なお、原料は基本的に植物由来となっていますが、製品によっては動物性材料を使用していることがあります。

 

【低カロリー・低脂肪】

大豆を大豆ミートに加工する際、大豆に含まれる油分は圧搾で取り除かれます。そのため、大豆ミートは低脂肪でカロリーが低くダイエット中の方や食事のカロリー制限が設けらえているという場合に利用できます。

 

【ノンコレステロール】

肉や卵など動物性の高たんぱく食品にはコレステロールが含まれていますが、大豆タンパクはコレステロールを含んでいません。加工の段階でコレステロールを含む材料が使われることがありますが、基本的にはノンコレステロールです。

また、コレステロールを排出する働きがあるといわれている「サポニン」を含むため、コレステロール値が気になる方に最適といえるでしょう。

 

【栄養価が高い】

大豆ミートの主原料である大豆は、タンパク質を豊富に含んでいることから「畑の肉」と呼ばれでいました。

また、タンパク質だけではなく、サポニン、イソフラボン、食物繊維のほか、ミネラルやビタミンも豊富に含んでいます。

 

【長期保存可能】

大豆ミートは常温で1年以上保存ができ、乾燥状態になっているものをそのまま食べることができるため、災害時の食料として備蓄するのに最適です。

 

【グルテンフリー】

加工段階で小麦粉などを使用している場合を除き、大豆ミートはグルテンを含んでいません。そのため、病気やアレルギーでグルテンを含む食品が食べられない方、健康のためにグルテンの摂取を控えている方に適しています。

 

上手な使い方

大豆ミートはお湯でゆでた後、しっかり水洗いし水気を絞れば肉の代わりに使うことができます。冷めても脂肪が固まることがないため、お弁当にも最適です。ポイントは、2~3回水洗いすることと、味が染み込みやすいよう水分をしっかり切ることです。

ブロック、ミンチ、スライスなどさまざまなタイプがありますので、料理に合わせて選ぶとよいでしょう。

 

【唐揚げ】

醤油、酒、生姜などに30分以上つけこんで下味をつけた後、漬け汁を絞って片栗粉を揉み込み、180度の油で1~2分ほど揚げます。肉のように火の通りを気にする必要がなく、短時間で調理できます。

 

【生姜焼き】

スライスタイプの大豆ミートは炒め物に適しています。豚肉の代わりに玉ねぎなどと一緒に炒めた後、生姜と醤油で味付けすれば生姜焼きが完成します。

 

まとめ

大豆ミートは菜食主義の方はもちろん、ダイエット中の方や病気などの理由でカロリーを制限しなくてはならない方、コレステロール値が高めの方、グルテンや肉類のアレルギーがある方に最適な食品です。

湯戻しや水切り不要のレトルトパックや、大豆ミートを使ってハンバーグなどもありますので、機会があれば利用してみてはいかがでしょうか。