【2nd Kitchen 栄養・食材】冷たく、乾燥した空気が気になる季節。喉にいい食べ物5つ、避けたい食べ物4つ。

気温が下がる秋冬は喉が乾燥しやすい時期です。喉が乾燥すると痛みや不快感に悩まされるだけではなく、免疫力が下がって風邪などの感染症にかかりやすくなります。マスクや加湿器を使って喉を乾燥させないことも大切ですが、食べ物でもケアしていきたいものです。

今回は喉にいい食べ物と避けたい食べ物を紹介します。

 

喉にいい食べ物

秋冬シーズンに積極的に食べたい喉にいい食べ物としては、喉を保湿してくれる食べ物、抗炎症作用や殺菌作用がある食べ物、喉を刺激しない食べ物が挙げられます。なかでも特によいとされる食べ物を紹介します。

 

【蜂蜜】

蜂蜜は保湿効果と殺菌作用があるだけではなく、疲労回復や胃腸の調子を整える作用もあるといわれています。そのままなめても、ホットミルクに溶かすなどドリンクにして飲んだり、朝のトーストにジャム代わりに塗ってもよいでしょう。

 

【ショウガ】

体を温める食べ物として親しまれているショウガは、殺菌作用があるジンゲロールやショウガオールを含んでいます。スープに入れたり蜂蜜などとあわせてドリンクにしてもよいでしょう。

 

【レンコン】

レンコンは抗炎症作用を持つタンニン、抗酸化作用を持つビタミンCを多く含んでいます。また、レンコンのしぼり汁を温めて飲むと咳止めや去痰効果があるといわれており、風邪のときにも適しています。

 

【大根】

大根には抗炎症作用、殺菌作用があるアリルイソチオシアネートという成分が含まれています。角切りにした大根を蜂蜜に漬けて作る「蜂蜜大根」は喉の痛みや咳を抑える効果があるとされ、古くから親しまれています。

 

【梨】

水分豊富な梨はカリウムやビタミンを含み、炎症を起こした喉を適度に冷やしながら潤す効果を持っています。

 

避けたい食べ物

喉の痛いときや乾燥が気になるとき、避けたい食べ物としては刺激が強い食べ物や体の水分を消費する食品です。

 

【香辛料】

香辛料は体を温める作用や殺菌作用などがありますが、唐辛子やワサビ、カラシなどは刺激が強いため、喉の炎症を悪化させる可能性があります。喉が痛い時はもちろん、秋冬は摂りすぎないよう注意する必要があります。

 

【酸味が強い食べ物】

酸味が強い食べ物は刺激が強く喉の粘膜を荒らしてしまうため、喉の乾燥や炎症を悪化させる可能性があります。ミカンやユズなどの柑橘類は水分とビタミンCを多く含んでいますが、酸味も強いので食べすぎないよう注意しましょう。

 

【アルコール】

アルコールは喉の粘膜を傷つけるだけではなく、肝臓で分解されるときに多くの水分を消費します。アルコールはなるべく控え、飲むときは水分や喉によい食べ物を一緒に摂るとよいでしょう。

 

【カフェイン】

カフェインは交感神経を活発にする作用があるため、体を休める時に活性化する副交感神経の働きを弱める可能性があります。また、カフェインには利尿作用があるため飲みすぎると、脱水を引き起こすことがあります。

ただし、カフェインを含む緑茶や紅茶は殺菌作用や体を温める作用もあるため、適量であれば摂取しても問題ありません。

 

まとめ

今回紹介した食べ物のほかにも喉によいとされる食べ物は数多くあります。一つの食べ物ばかりではなく、色々な食品をバランスよくとって喉だけではなく、体全体をケアしていきましょう。