【2nd Kitchen お弁当】午後の集中力や体調にも影響する受験当日のお弁当。おすすめのメニュー、おかずは?

冬になるとそろそろ気になるのが高校や大学の受験です。普段からしっかり勉強しているから大丈夫だと思っていても、受験当日に体調が悪くなったり眠くなったりするなど、思わぬトラブルで実力が発揮できないことがあります。

受験当日はどのようなお弁当を用意すれば、午後のトラブルもなく実力を発揮することができるのでしょうか。

 

メニューを決めるポイント

受験当日のお弁当には基本的に何を入れても問題ありませんが、メニューを決めるときは「食べやすさ」「量」「消化のよさ」「栄養素」に注目して決めるとよいでしょう。

 

【食べやすさ】

受験当日はできるだけ早く食事を済ませて午後に備えたいと考える子供が多いほか、落ち着いた環境で食事出来なかったり、緊張してお箸がうまく使えなくなったりすることもあります。

受験当日のお弁当は、サンドイッチやおにぎり、一口で食べられるサイズにするなど食べやすいメニューがおすすめです。

 

【量】

量が少なくて空腹状態だと集中力を欠いてしまいますが、満腹になるほど食べると眠くなってしまいます。いわゆる「腹八分目」になるよう量を調節しましょう。

 

【消化のよさ】

受験当日は緊張感から消化不良や胸やけなどを起こしやすく、消化の悪いおかずを食べると体調を崩す原因になる可能性があります。また、消化のために胃や腸に血液が集中すると眠くなったり集中力が低下したりします。脳をはたらかせるために必要なエネルギーの吸収も悪くなるため受験当日は消化の良いものを食べるとよいでしょう。

 

【栄養素】

脳のエネルギー源となるブドウ糖、ブドウ糖をエネルギーに変えるビタミンB1、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の元になるタンパク質、アミノ酸、貧血やミネラル不足を起こしやすい女の子は、鉄分やマグネシウムも意識して摂っておくとよいでしょう。

ただし、ブドウ糖を摂り過ぎると眠くなりやすく、タンパク質を摂り過ぎると消化が悪くなりやすいので摂り過ぎないよう注意が必要です。

 

おすすめ食材と避けたほうがいい食材やおかず

受験当日は、ご飯やパンといった主食のほか、脂肪分の少ない豚肉や、栄養価が高く消化もよい卵、ビタミンやミネラルが豊富なホウレンソウなどの野菜や果物です。血糖値が上がりにくい「低GI」の食材は眠気が起こりにくいので特におすすめです。

 

一方、脂肪分の悪い肉や豆類・イモ類は消化が悪いため避けたほうがよいでしょう。傷みやすい野菜や果物、生ものは体調不良の原因になる可能性があります。

また、骨が多くて食べづらい魚、揚げ物、糖や脂質が多いスーツやスナック菓子、菓子パンも避けたほうが無難です。

 

飲み物の選び方

水分補給は重要ですが、水分を摂り過ぎたり利尿作用がある飲み物を飲みすぎるとトイレが近くなって集中できない可能性があります。

コーヒーや紅茶、緑茶やコーラ、エナジードリンクに含まれるカフェインは集中力アップや眠気覚まし効果がりますが、利尿作用があるため避けたほうがよいでしょう。

おすすめはミネラルウォーターなどの水です。炭酸水やスポーツドリンク、カフェインを含まない麦茶などもよいでしょう。

 

まとめ

受験当日のお弁当は、午後の集中力や体調を左右する大切な食事です。トラブルなく力を発揮できるよう、食べやすくて栄養たっぷりな食材やメニューのお弁当で受験を応援できるとよいですね。